海外移住をしたいと思うが、先が見えないから不安。。。もぉこんな歳だし。。。などなかなか先に進めず悩んでいませんか?
私は、19歳の頃に初めての海外に行き、いつか海外で暮らしたいと思い約20年後の30歳で仕事を辞めて海外生活することになりました。
数字だけ見れば長いと感じるかもしれませんが、当時は海外旅行でさえ今ほど行きやすい時代ではなかったので、まさか海外で本当に暮らせるとは思っていませんでした。
しかし、海外で住みたいと言う思いはずっとありました。私が海外生活をするまでの長~い道のりを紹介します。
興味も何もなかった初めての海外旅行
初めての海外は、19歳の時でした。当時は、今ほど海外旅行に気軽に行ける時代ではありませんでした。しかも田舎出身の私も周りには、誰も海外旅行に行ったことがなく、海外旅行の情報が何もありませんでした。
そんな環境で、海外に興味を持つ機会もなかったのですが、突然アメリカのシアトルに7日間の海外旅行に行ける機会が舞い込み、初めての海外旅行に行くことになりました。
それまで海外に行きたいとか行きたくないすら思った事はなく、もちろん英語も全く話せませんでした。
初めての海外旅行では、海外旅行というものをよくわかっていなかったので、準備もせずに行った結果トラブルにもあいました。
初めての海外旅行で失敗したくない!これだけは準備しておくことおすすめ
トラブルにあっても、今まで生まれ育った日本との環境の違いに衝撃を受け、すっかり海外の魅力にはまってしまいました。
海外旅行へ初めて行ったときの衝撃!海外にはまった魅力とは?!
その初めての海外旅行で、「いつか海外で住みたい!!」と思うようになりました。
まさか、海外に興味のなかった私がこんなことを思うようになるなんて思ってもいませんでした。
しかし、旅行から日本に帰った私は、今思い返してもどうしてか分かりませんが、すぐに海外に行こうとは思いつきませんでした。
まず日本に帰ってすぐにしたことは、英会話スクールを探すことでした。
初めての海外旅行では、トラブルにあっても英語が全く話せず大変な経験をしたので、海外に行くには英語が必要だ!と思ったのだと思います。
ですが、当時の英会話スクールは何処も高額で、19歳の私にはとても払える額ではありませんでした。
だから、英会話スクールに行くことをあきらめ、独学で英語の習得を始めました。
英語が全く話せない方!初心者向け、旅行英語フレーズの習得方法
そして、日本の生活スタイルとは違う海外に魅了された私は、他の国の生活スタイルも見てみたいと思い海外旅行に毎年行くようになりました。
海外旅行では、独学で習得中の英語を実際に積極的に使いました。通じると嬉しくて、英語習得のモチベーションが上がり、どんどん旅行英語フレーズを増やしていきました。
海外旅行で英語の心配はもういらない!これだけ知っていれば旅行で全く困らない旅行英語
美容学校へ通い始める
高校を卒業してから大学にも行かず、定職にもついていなかったので20歳になった私は、「これじゃダメだ」とやっと思い、一生働けるように手に職を付けるため興味のあった美容学校へ通い始めました。
学校に通い始めても、英語の習得は続けていました。
オーストラリアへ短期留学
専門学校の夏休みを利用して、英語を伸ばすためにオーストラリアへ、約2週間の短期語学留学に行きました。
私が行ったオーストラリアのパースには、まだ16歳の高校生の日本人の女の子が、一人で短期留学に来ていたのには驚きました。私より若いのにすごいな!!と感動しました。
この時は現地の人が何を言っているのか、まだまだ全く分からない英語レベルでした。
しかし、初めての2週間という今までより長い海外滞在は、やはり楽しいと思い「海外生活」の思いがさらに強くなりました。
専門学校卒業
2年間の専門学校を卒業し、ヘアサロンで働き始めました。
働き始めると、サロンワークの大変さやサロン内での派閥に疑問を持ちながらも、「カットが出来るまでは辞めることが出来ない」と自分の中で決め毎日練習に励みました。
サロンで働きながらも、海外旅行に毎年必ず行っていました。
今はどうか分かりませんが、当時のサロンワークは朝10時から閉店後の練習を含めると、家に帰るのが0時でした。そんな毎日が週6でした。
サロンで働いている何年かは、英語の勉強なんて出来る時間は全くありませんでした。。。
そして、カットも出来るようになり何年か働いていましたが、さすがに体調を崩し美容師を辞めました。
ヘアサロンで働いていた期間は、
海外の事を忘れたわけではありませんでした。
「ワーキングホリデイ」のことや、電車で見た「ピース・ボート」や「海外青年協力隊」のポスターに興味を持ち、説明会にも参加しました。
「ワーキングホリデイ」は当時、美容師の安月給で貯金をする必要がありました。
「ピース・ボート」は、費用が高額過ぎました。
そして、「海外青年協力隊」の美容師の枠が現地でカットを教えるとのことだったので、その時はまだカットが出来ませんでした。
ここから何年か、私の中で葛藤が続くことになります。
「海外に行くべきかどうか?」です。
本当に海外に行きたかったら、この当時からしっかり計画を立てて行くことが出来ていたと思います。
恐らく海外に住みたいと思ってもなかなか行動に移せないのは、このような葛藤ではないでしょうか?
「高校を卒業して就職せずに、2年後に専門学校に行ったのにカットできる前に辞めてしまうのか?」
そして、
「海外で住みたい!」
という2つの間での葛藤です。
母親に何か言われたわけでもないのに、
自分の中で勝手に作り上げた様々な理由
が邪魔をしてなかなか海外に行く決断が出来なかった自分です。
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アパレルに転職
そんな葛藤が続きながらも、27歳でアパレルに転職しました。
アパレルの仕事は、ヘアサロンの仕事より楽だった為、「こんなに楽で楽しい仕事があるんだ!?」と衝撃でした!
元々美容学校に行く時に、服飾系の学校に行こうか迷ったくらいファッショには興味がったのでアパレルでの仕事は本当に楽しかったです。
そして、私が就職した会社は「顧客満足」と「スタッフ満足」の両方を掲げた会社だったので、アパレルなのに待遇がよく働きやすい職場でした。
環境が良いという事は、スタッフもなかなか辞めません。頑張って働いた分の給料ももらえたので辞める理由が見つかりませんでした。
この時は、楽しい仕事、環境の良い職場で海外旅行に年に2回は行けていたので、
「海外旅行へ沢山行ければいいかな」
と思うようになっていました。
「海外で生活したい」という思いはあるもの、「本当に出来るのか?」と言う思いや、良い環境の中で、このように思うようになっていました。
仕事を辞めて海外へ
何年かの葛藤や現状の楽しさに「海外生活の夢」が遠ざかっていましたが、30歳の時にまたあるきっかけで仕事を辞めて「海外に行く」と言う決断が出来ました。
仕事を辞めたい。思い切って仕事を辞めて海外へ!!海外生活の夢実現
海外生活に至るまでに、約20年かかりました。
正直あの時すぐに海外に行っておけば。。。という思いもあります。
しかし、あの時行かなかった分、日本で得た経験は無駄ではなかったと思います。
日本の美容師教育は、他の国よりも大変厳しく技術も違います。美容師として海外でも働けたのは、葛藤しながらも美容師として働いた経験のおかげでした。
若くして海外で生活を始めた人達から、日本での社会経験をしたいと日本へ帰国する人も多くいます。
せっかく海外生活で来ているのにどうして日本に帰るの?
と思いましたが、私も日本での社会経験があってこそ、今の海外生活があるような気もします。
だから、今さらこの年で海外なんて。。。はありません。
今まで日本で頑張ってきた経験や、今も葛藤しながら辞めることが出来ずにやっていることも決して無駄ではなく、必ず役に経ちます。
決心がつくまでとことん葛藤し、悩んで決断していいと思います。
ですが、もし海外へ行きたいという思いが諦めきれない時は諦める必要もありません。
葛藤中や悩んでいる期間は、いつか海外に行けた時に困らいように、英語などの準備は続ける事をおすすめします。
私は、約20年間英語の習得を続け、海外旅行にも行き続けました。
いざ、海外へ行った際には全くゼロの英語ではなくなっていたので、とても助かりました。
まとめ
約20年間かかって、海外生活に至るまでの道のりを紹介しました。
恥ずかしいですが私は、学生時代に勉強もしてきませんでした。大学にも行っていません。本も読んで来なかったので、日本語も含め語学は得意ではありません。
世間知らずで無知だった為、たくさんの失敗も経験しました。今だに失敗が多く英語にも悩まされていますが、自分のペースで諦めず少しずつやっています。
海外に行くことや生活する事は、特別でもありません。英語が話せる話せないや、大学を出ている出ていないや、自分に出来るかどうかなどは全く関係がないという事です。
1番大切なのは、「ただ自分がどうしたいか?」です。
周りの人々が何と言おうと我慢せず、自分の気持ちに正直でいると先が見えてくかもしれません!
1度きりの人生なので、自分の気持ちを大切にして下さい!