海外旅行での失敗やトラブル、海外旅行経験者の誰もが一度は経験しているのではないでしょうか?これから海外旅行を考えている方も失敗やトラブルなど不安に思いますよね?
「海外旅行によく行く友人がいるけど、失敗とかトラブルってないんだろうなぁ?」と思った事もありませんか?
失敗やトラブルは、海外旅行だけでなく普通に生活している上でも何をするにも避けられない事ではないでしょうか。
特に海外旅行は、住み慣れた日本を離れ言葉や文化が違う土地に行くという新しい挑戦です。「失敗しないわけがない」と思いませんか?
私は、日本とは全く違う文化や生活スタイルの違う海外の魅力にはまり、20年以上旅行を楽しんでいます。その半分以上は、一人旅なので失敗もたくさん経験しています。
今回は、実際に私が経験した海外旅行での失敗やトラブル、そしてその後の解決方法をまとめました。
目次
1.飛行機に酔う
普段乗り物酔いをしない私は初めての海外旅行で8時間以上のフライト初めて経験し、まさかの飛行機酔いを経験しました。
空港を飛び立ってから約4時間くらいしてからいつもとは違う感覚に気付いたのですが、人生で一度も乗り物酔いをしたことがなかったのでその感覚が分かりませんでした。
「英語が全く話せない」状態で初めての海外旅行に行ったので、何と言っていいのかも分からず、誰にも助けを求めることができませんでしあ。かなり苦しんだのを覚えています。
最終的にトイレに駆け込み、今では考えられないトイレの中での着陸でした!私がトイレにいる事は誰も気づかず、そのまま着陸しました。
着陸後、ようやくドアをたたかれトイレの外に出ると乗客のほとんどは機内からすでに出ていました。「大丈夫?」と聞かれましたが、大丈夫なわけがないですよね(笑)
アメリカの航空会社でしたが、トイレの中に乗客がいるのに着陸したのにはさすがに驚きでした。今まで乗り物酔いをしたことがなく、むしろ乗り物好きの私が飛行機酔いをするなんて!
海外旅行では、何が起こるか分からないな!と思った瞬間でしたが、この経験から飛行機に乗る前には酔い止めを飲むようになりました。
酔い止めを飲むようになってからは、飛行機酔いがなくなりましたが、一度だけ酔い止めを飲んだのに初めての海外旅行よりひどい飛行機酔いをしたことがありました。
「酔い止めを飲んだのにおかしいな?」と思っていると後日、母親から連絡があり食中毒でした。飛行機に乗る前日に親戚の結婚式があり、式場で食べた何かにあたったようでした。
式に参加していた半数以上が食中毒になっていました。結婚式で食中毒?!まずありえない事ですよね?飛行機に縁がないのかな?と思ってしまいます(笑)
海外旅行で英語が話せない!飛行機の中で役立つ旅行英語フレーズ
2.犯罪者と疑われる
まさか自分が犯罪者と疑われるなんて!?
初めての海外旅行で飛行機酔いをしたとお伝えしましたが、体調が最悪な状態で現地の空港の税関で荷物が少なすぎるという理由で「麻薬の運び屋」と疑われました。
「初めての海外旅行でこんなに立て続けに信じがたい最悪な状況が起こるなんてありえる?!」作り話でも何でもない事実です。(笑)
別室に連れていかれ女性スタッフに体の隅々までチェックされ、他のスタッフに質問されること約2時間の拘束でした。
英語が全く話せない私は一言も話せず、何を言われているのか全く意味が分からずにただ、言われるままでした。
ところが、飛行機酔いが幸いし体調があまりにも悪すぎて意識がはっきりしていませんでした「恐さ」や「不安」、「心配」を感じる余裕もありませんでした(笑)
ただただ「早く終わって…」と思うだけでした。
全ての質問やチェックが終わってから日本人スタッフが私の所へ近づいてきて「私が置かれていた状況」の説明をしてくれました。
「なぜそれを初めにしてくれなかったの?!」ですよね?
その方によると、私は7日間の滞在でスーツケースを持っておらず小さい手提げバックのみだったからだそうです。
場所はアメリカのシアトル空港での出来事です。20年以上前の事ですが、当時は日本からの海外旅行者はスーツケースで旅行に来るのが当たり前だったそうです。
普段から荷物が少ない私は「足りない物は現地で購入すればいい」と思い、最低限の荷物でアメリカ旅行に行きました。
海外旅行が初めてだったのでスーツケースで海外旅行に行くという事も知りませんでした。この経験からすぐにスーツケースとバックパッカー用の大きなバッグを購入しました!
3.カメラが水没!
インドネシアのバリ島旅行で「リバーリフティング」に参加した時の出来事です。
各ボートに現地スタッフが乗り、私たちの貴重品を防水バッグに入れて保管してくれていたのですが、そのスタッフがその貴重品バッグをしっかり閉じていなかった為、ボート全員のカメラや貴重品が水没してしまいました。
全員が「え”---!?」と驚愕!!ボートには日本人である私と友人の他にイギリス人、ドイツ人観光客が乗っていました。
「これは弁償してもらわないといけない!」となり、ボートに乗っていた全員で事務所の社長と話し合いに行くことになりました。
幸い私達は海外旅行保険に入っていたので証明するための社長直筆の書面をもらい日本に帰国後、使えなくなったカメラの写真と共に保険会社に提出し補償してもらうことができました。
他の国の人達は、その場で現金で補償してもらっている人もいました。被害に遭ったことを「仕方ない…」と流さずしっかり話し合ってみるものだなと勉強になりました。
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4.現地の水にあたり入院
インドネシアのバリ島旅行中にカメラが水没した事件後に起こった、水にあたるトラブルです。本当に次から次へと…
インドネシアやインドなどの東南アジアへの旅行では、水に気をつけるという事が当たり前です。現地の水に気をつけていたつもりでしたが、バリ島旅行が楽し過ぎてすっかり忘れがちになっていたのかもしれません。
現地で旅行中、水にあたりました。
ホテルの部屋でゆっくりしていると突然、腹痛や嘔吐などに襲われあまりの痛さに気絶してしまいました。「人間は耐えられない痛みの時には気絶する」ことをこの時に知りました。
気が付いた時にベッドで寝ていました。ホテルのスタッフが医者を呼んでくれていて適切に処理していただけました。
「明日病院に行くよう」に言われ、次の朝病院に行くとその日一日入院でした。
どの水が悪かったのか考えてみました。
- 海の水(サーフィン)
- 水道水(歯磨き)
- フィンガーボール(手洗い)
恐らくこの3つの要因のうちのどれかだと思います。まさかと思い友人に聞くと、友人はペットボトルの水で歯磨きをしていましたが、私は普通に水道水で歯磨きををしていました。
「え?!言ってよ!!」と友人言うと、「知っていると思った」と言われました(笑)
海の水とフィンガーボールは、友人も一緒だったので「やはり水道水なのかな?」と思います。「まさか歯磨きで?!」と思いますが、明らかに私の不注意でした。
この件に関しても、海外旅行保険に加入していたのでホテルの部屋に医者が来てくれたことや次の日に一日入院した料金も保険で補償されました。
バリ島旅行では、海外旅行保険に助けられました。
5.空港に荷物を忘れる
到着した空港に荷物を一つ取り忘れました…
いつもの海外旅行に持って行かないバッグが一つあり、それだけを完全に忘れてホテルに到着しました。忘れたバッグの中には、パスポートなどの貴重品が入っていたので忘れた時は血の気が引く思いでした!
直ぐに空港へ戻り確認すると、幸運にもバッグは空港スタッフが預かってくれていました。パスポートなどの貴重品を調べ全て無事だという事が分かり安心しましたが、全くの私の不注意でした!
6.スーツケースが1つ届かない
荷物に関しては、もう一つ事件があります。
ブラジル旅行に行く際にブラジルの友人から「缶切りを買ってきてほしい」と頼まれ、スーツケースに入れていました。そのスーツケースにうっかり南京錠をかけてしまっていました。
アメリカを経由してブラジルへ行く飛行機だったので、アメリカの空港で缶切りを刃物だと疑われたのですが、検査の為スーツケースが私の乗るブラジル行きの飛行機に間に合いませんでした。
アメリカでは、スーツケースに鍵を掛けてはいけないという事をすっかり忘れていました。
最近のスーツケースは、デジタル式の鍵なので空港職員は開けることが出来るそうですが、南京錠は壊さないといけないようです。
そのことを飛行機に乗る前には知らされずブラジルに到着すると、私の名前がアナウンスされました。ブラジルの空港のカウンターで知らされ、2,3日でホテル届くという事でした。
7.置き引きにあう
置き引きに関しては、完全な私の不注意で起こった失敗です。海外で旅行中に鞄から目を離したすきに、鞄を取られそのすぐ30分間でクレジットカードを約30,000円使われていました。
さすがにこのトラブルは、焦り頭が真っ白になりました。「しまった!?」と思い一瞬時間が止まってしまってた私に一緒にいた友人が、まず落ち着かせてくれました。
それまで一度も財布や鞄を盗まれた経験がなく、銀行のカードやクレジットカードも失くした事がなかったので対応は知っていましたが、実際に被害に遭ってみると直ぐにやらなくてはいけないことが焦りすぎて頭に浮かんでこない事に驚きました。
友人がいなければどうなっていた事か…
直ぐに日本のクレジットカード会社に連絡すると、お伝えした通りすでに使用されていました。「被害額を私が払わないといけないの?!」と不安になりましたが、カード会社の方から最終使用額は?と聞かれ答えると信じてもらえました。
そして、私はこの経験があるまで知りませんでしたが、クレジットカードには保険がかけられているそうです。だから、被害額は払わなくていいと言うことでした。ホッとしました。
私がしたことは、盗難に遭った現地の最寄りの警察に被害届を出して、届出証明書の番号を教えて貰いカード会社に伝える必要がありました。
幸い、クレジットカードと現金2千円くらいしか入っていませんでしたが、海外旅行で荷物から目を離してはいけないという事は、誰もが一番知っている事なのに楽しすぎてすっかり忘れてしまい被害に遭ってしまいました。
失敗やトラブルを活かして防止対策へ
海外旅行では、失敗やトラブルがない方がいいと思いますよね?ですが、失敗やトラブルも悪い物ではありません。
私の場合は自身の不注意での失敗も多いですが、失敗から学ぶこともあります。失敗したことによって次からは失敗やトラブルの対策が出来、予防が出来ます。
失敗やトラブルは、旅行前にどれだけ準備をしっかり出来るかによっても予防が出来ます。旅行に行く前に、旅行先で起こり得る失敗やトラブルを予測して対処方法などを知っておいたり、メモして常時持ち運んでおくことも出来ます。
私は、英語が全くできなかったので初めての海外旅行では失敗にも対応出来ませんでしたが、その経験から旅行英語フレーズの丸覚えを始めました。
トラブルが起こっても、準備した英語フレーズがたいへん役に立ちました。また、旅行先の危険な場所などが紹介されているものにも必ず目を通し知っておくことで、危ない場所へは行かないなど予防も出来ます。
海外旅行でよくある失敗やトラブルを知り、その対処方法も調べて知っておきメモしておくとたいへん便利です。
そして、海外では困っている人にも優しく助けてくれる人々もたくさんいます。一人や友人と困っているだけでなく、現地の人々に頼っても良いと思います。
海外旅行で英語が話せなくても安心!役立つ旅行英語フレーズいろいろ
まとめ
普段の生活でも失敗やトラブルはあります。だから、住み慣れた日本から言葉も文化も違う海外旅行では失敗やトラブルも付き物です。そして、海外旅行では誰もが失敗やトラブルの経験があります。一度や二度の失敗で海外旅行を止めてしまわないで、その失敗を次からの旅行に活かして対策することで失敗やトラブルはなくすことが出来ます。しっかり準備をして、楽しい旅になりますように!