海外生活で困ること~生活スタイル・文化の違い~

楽しいだけはない海外生活、日本とは全く違う生活スタイルや文化に困っている方も多いのでは?また、これから海外生活を考えているという方も「楽しみ!」と同時に「不安」に思う事などありますよね?

海外生活で困ることは人それぞれではあると思いますが、海外生活で困ることをまとめてみました。

目次

医療システム

日本では、胃腸科や整形外科などの専門医に直接診てもらう事が出来ますが、海外ではそうはいかない国もあります。

私が住むカナダでは、どのような症状でもまずクリニックで診てもらいます。そして、クリニックの先生が専門医の判断が必要だと判断したら専門医に紹介してくれます。

尿検査はその場でやってくれるクリニックもありますが、基本的に尿検査や血液検査もクリニックではなく別の専門の場所で行います。

そして、専門医に紹介してもらってからも診てもらうまでは予約が必須で何か月待ちです。

【症状が発症してからの流れ(専門医の診断まで)】

クリニックで受診

尿検査・血液検査・レントゲン・エコー等

クリニックで検査の結果を再診

2週間~約3か月後、専門医の診察

【症状が発症してからの流れ(症状が軽い場合)】

クリニックで受診

薬の処方箋をもらう

薬局で薬をもらう

このように1つの病院で診断、各種検査、専門医の診断がされません。体調が良くない状態でわざわざ各場所へ行かなければならないので簡単ではありません。

専門医の診断やMRIなどの専門検査を待っている間に、「症状が悪化してしまうのではないか?」と不安になります。

また、痛みに関しては何でもすぐに痛み止めを出されるだけなので、根本的な改善が望めないなどの不安もあります。

健康に不安な方は、日本に帰国して日本の医療を受けられる方も多いです。また、日本の病院に通って良くなったという声も耳にします。医療だけでなく生まれ育った国なので、安心感も早期回復に繋がっているとは思います。

症状が明らかに異常と思った場合は、救急(Emergency)で診てもらう事が出来ます。救急は24時間体制ですが、必要であれば様々な検査を直ぐにしてくれます

ただし、いつも混み合っている為、最低でも1時間以上待ちがほとんどです。症状によっては、優先して診てもらえることもあります。

全てが英語

海外生活で一番困ることが多いのは、やはり英語ですよね?

英語だけでなく他にもドイツ語やランス語など海外生活する国によっても様々ですが、現地の言葉の壁は大きいです。

今まで日本語で生活してきたものが、ガラッと全く違う言語になるので困ることも多いです。特に銀行や病院、税金に関する専門的な英語は、頭を抱えてしまいます!

ままならない英語でも話の内容で、こちらの伝えたいことを予想してくれる優しい人々もいますが、先日すごい光景を目の当たりにしました。

友人の付き添いで救急病院に行った時に、現地の看護婦さんが症状を聞きましたが英語が全く話せない患者さんに「英語が話せないのにどうして来るの?」と怒鳴っていたのを見てしまいました。

待合室には怒鳴り声が響き渡り、その後病院の通訳ボランティアの青年が来てお手伝いをしていましたが、海外生活の厳しさを痛感しました。

公共交通機関

公共交通機関が時刻通りなのは、世界でも日本だけと言えるくらいの正確さは素晴らしいです!海外旅行でも経験がある方も多いと思いますが、海外では正確な方が珍しい。(笑)

バスや電車が遅れてくるのは慣れてしまえばいいですが、時刻前に行ってしまう場合もあります。運転手によっては、早めにバス停着いても時刻まで待ってくれる方もいますが、バス停に誰もいなければそのまま通り過ぎる方もいます。

このような経験の後、もっと早くバス停に行って待っているとバスが遅れてきたりするなどなかなかうまくいきません。(笑)

損をしていることも多い

母国の日本で暮らしていても、生活するうえで国からもらえる手当などを知らないで損をしていることもありますが、それが海外生活となるともっとあります。

税金に関してや医療、普段の生活でのお得な情報など知らない事が多く損をしてしまっていることもあります。

日本が恋しくなる

海外生活で誰もが感じることではないでしょうか?

私は、海外旅行や海外生活でホームシックになった経験は一度もありませんが、日本の商品やグルメが恋しくなります。

美味しい食べ物、便利な商品、遊園地やカラオケなどのエンターテインメントなど、日本は楽しいことが沢山ある国です!

海外のお店は、閉店時間が早く日曜日の営業時間もとても短いです。24時間営業は求めませんが、日曜日はうっかりお店に行ったら既に閉まっていて「日曜日だ!」と気づかされます。

日本のルールが通じない

もちろん日本ではないので日本のルールが通じるとは思っていませんが、日本で生まれ日本で育っているので日本のルールが体や頭に染み付いています。無意識に行動に出ているので困ることもあります。

例えば、順番に並んでいると後ろからどんどん抜かされます。最初は「あれ?」と思いますが、早もの勝ちみたいな感じです。(笑)

日本の15分前行動で何処へ行くにも少し早めに行ってもいつも待ちぼうけ。仕事場、友人との待ち合わせ、海外の人は基本的にオンタイムか遅れてくるが普通です。

「日本人ってすごいなぁ」と思う瞬間です。日本人の時間の使い方がすごい!

海外生活で困ることへの対策

ただ一言、「慣れる」です。(笑)

そして、もっと気楽に生きる!!

海外生活して困ることは、日本との生活の違いや文化の違いです。新しいこととして受け止め、あとは慣れるしかありません。改めて日本の文化は、他の国と比べて特殊であることに気付きました。

困ることも多いですが、日本人は礼儀正しいと言ってもらえることもあり、日本で生まれ育って良かったと思います。

改めて日本の素晴らしさに気付きながらも、細かいことは気にせずにもっと気楽に生きるのもいいなと思います!

まとめ

いかがでしたか?海外生活で困ることは人それぞれ違うと思いますが、あまり考えすぎず頼れる時は頼って気楽に過ごすことがより早く慣れる秘訣ではないでしょうか!

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