「ありのままに生きる」どれだけの人が実行できているのでしょうか?友人の話を聞いていると我慢している事沢山あるんだなぁ…と思います。
我慢している自分に気付きながらもその生活から抜け出すことができない歯がゆさ。こちらまで苦しくなりそうです。「じゃあ辞めればいいのに」って口に出すのは簡単ですが、物事ってそう簡単にいくものでもありません。
と、仕事に追われていた昔の自分であればそう思っていたのかもしれませんが。「人生をリセットする」長いようで短い人生、一度は全てをリセットしてみてもいいのではないでしょうか。
私自身、人生のリセットは好きです。環境を変えたり、何か新しいことを始めたりなど。若い頃は人生のリセットをすると「逃げている」「あまいな」などとネガティブな事を言われたものです。
しかし、それで人生が楽しくなるのならよくないですか?一度きりの人生、楽しんでなんぼ!ありのままの自分で楽しく生きたいものです。
「ありのままに生きる」難しさ
若い頃はまだ色んなことを知らなさ過ぎて怖い物知らずであり、自分が思うように「ありのままに」生活していた記憶でありませんか?
そんな毎日の中に失敗も沢山経験し成功も色んなことを感じ、思いながらどんどん時間が前に進んで行くのが人生です。
小学校を卒業し中学に上がると人生のハードルが一気に上がると感じたことはありませんか?
田舎の普通の小学校ではのどかで、目立って酷いいじめもなく学年関係なくみんなが仲良く一緒に遊んでいました。
しかし、3つの小学校から集まってくる中学校では環境が一気に変化しドラマでしか見たことがないようないじめや派閥に初めて目の当たりに。
当時の私の世代ではヤンキーが「かっこいい」という世代。中学校にはヤンキーがいっぱいいるではありませんか!?
そんな中学校生活からです。「ありのままに生きて」いてドラマのような事が本当に起こる学校生活に驚きっぱなしだったのを覚えています。
中学校の1年生で同じクラスになったヤンキー達と友達になるとみんな友達を大事にする良い人ばかり。ドラマで見たヤンキーは両親が離婚し、様々な思いを抱えぶつける。
やはり現実の身近なヤンキー達もドラマ通り。私も片親でしたが何故か「グレる」と思った事は一度もありませんでした。
大人になってから母親が「グレないように育てたつもり」とぽろっと言ったのには衝撃を受けましたが(笑)「グレる」どころかグの字もありませんでした。
ヤンキーの友人達といつも遊んでいると部活動の顧問の先生に呼び出されました。
「あいつらとつるんでるようだけど…」
「お母さんも心配するぞ」
何それ?
その日、家に帰宅したら母親が、
「良くない人達と一緒にいるの?」
母親まで、
何それ?
え?なんかこの感じドラマで見たことある。
あ~大人って何も知ろうとせずにそんなことを平気で言えてしまうんだ…
と、先生と母親に嫌悪感を抱いたのを覚えています。
もちろんそんな意見はスルーでしたが、テレビで見たような事が本当に起こるんだ!と言う衝撃、ショック。
中学2年生になり、吹奏楽部で嫌われているという女子と席が近くに。ありのままに生きていた私は実際に話してみないと自分が思うかなんて分からないと思っていました。
実際に話してみるとめちゃくちゃ面白くて良い人!
そのまま仲良くなりましたが、またドラマで見たことがあるようなシーンが!?
小学校から知っている友人から言われたひとことが、
「あの子嫌われてるから一緒にいない方がいいよ」
何それ?
言ってきた友人にはっきり言いました。「面白いし良い子だよ!」って。噂だけで、嫌われているってだけで人を判断する人がいる事にショックを受けたのを覚えています。
中学に入ってどんどん嫌な世界が見え始めます。「楽しい!」や「仲良し!」だけであった小学校とは違う。
さらに先生の不公平な対応。ヤンキーの友人が教科書を忘れてもたたかれないのに私が忘れたら教科書の角で頭を叩かれる…
何それ?
もう訳が分からなくなってきました。「ありのままに生きる」ってこんなにも試練を与えられるのか??それでもグレることはありませんでしたが、経験したドラマのような事に嫌悪感を抱いたのは間違いありません。
こんなにも人は真実を見ようとしないで判断してしまう事に怒りや悲しみを感じた中学校でした。中学生にもなれば男女のいざこざや好きな人絡みで女子生徒同士のいざこざ、先輩、後輩のいざこざ。
こんなにも面倒な事が増えるのか?と思ったのを覚えています。厳しい意味の分からない校則を破って目を付けられたり、女子グループに入らなければたたかれたりと中学校からは大変でした。
「いったい何なんだ?!?!」
と初めてぶち当たる人生の勉強ですかね?(笑)高校でも沢山経験し、社会に出ればもっと様々な事を経験します。
もちろん良いことも沢山経験しますが、人はこんなに沢山の納得のいかない経験を積み重ね「ありのままに生きる」事を忘れていくのでしょうね。危険ですね。嫌ですね。
「自分はこんな人間にはなりたくない!」と思った中学生活でした。
海外へ出て良かった!
中学から高校、社会に出て人生で「ありのままに生きる」事が段々難しくなってきた環境に違和感を感じながらもその違和感にはっきり気付くことすらできずにいた頃、全く興味のなかった海外旅行へ行ったのがきっかけで人生が大きく転換!!
生き辛さのない開放的な感じが、普段の生き辛さを気付かせてくれました。
まさか?!
ですよね。まさか全く興味のなかった海外へ初めて行った時のあの感じは忘れられません!
「ありのままで生きて良い!」
「自分らしさ」
「自分は自分という開放感」
様々な異なる人種や持って生まれたものが違う人々が共に暮らす海外では、人を見た目で判断せずにまずは話してみようという事から入ります。
自分の人生がどんなであろうと応援してくれる。年齢、性別関係なく応援してくれる。ありのままで行きやすい環境がそこにはありました。
海外では生き辛さを感じて既に海外で長らく生活している人々にも沢山出会いました。中学校で早くしてそれに気付き高校から海外で暮らしていると言う方もいました。
みなさん「ありのままでいられる」と口にされます。「来てよかった!」とも。
ただ、楽しいだけではないのは事実。海外でも色んな失敗を経験し嫌な思いをすることも。人種差別にも直面。しかし日本人やアジア人だけではなく、様々な国の人々が経験している事。
物事の捉え方も様々で色んな発見があり「こうでなくてはいけない!」と言うのは何処にもありません。誰にも干渉されずにありのままで過ごせます。
忖度もなし、変な気遣いもなし、嘘も要らない生活。「自由?」と言えば自由なのかもしれませんが、それには責任が問われるのも事実。
無人島でのサバイバルのような「生きている!」って感じがします。
中学生の時に思った「自分はこんな人間にはなりたくない!」と思った時から海外へ行く流れになっていたのではないか?と今では思います。
まとめ
「ありのままに生きる」と言う事も簡単なようで簡単ではなくなっている。日々の生活で何となくスッキリしないと言う方は、今一度「ありのままに生きる」ことに目を向けてみてもいいかもしれませんね。海外旅行は自分を見つめ直す一つツールにもなります。
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