インド旅行記!インドの想像とは全く違うシッキム州ガントク観光!~オーガニック先進国の魅力~

人生で一度は訪れてみたいインド。

既にインドに行かれた経験がある方もいると思います。または、これからインドに行くという方。日本とは全く異なる文化や生活スタイルのインド。

日本人の私達には合う合わないがあって当然。

インドに既に行かれた方の中には、

「インドが大好き!」と言う方や、

「インドへは二度と行きたくない…」と言う方に分かれるのではないでしょうか。

インドには、日本の生活スタイルに似た場所があるってご存知ですか?

「え?!ここがインド?!」

と驚くような場所です。

そんな場所と言うのは、シッキム州

「一度は耳にしたことがある」と言う方は凄いです!海外に住むインド人ですら知らない方もいるほどの場所です。

しかし、インドで暮らすインドの方には「絶対に行ってみたい場所!」と言われるほど綺麗な美しい景色が広がる場所なのです。

そんなシッキム州を訪れるのは今回で2度目。シッキム州ガントク8日間の旅をご紹介します。

目次

シッキム州ガントク

あまり知られていないインドのシッキムとは一体何処にあるのでしょうか?

インドの北東、ネパールとブータンに挟まれた中国とバングラデシュにも隣接する場所にシッキムがあります。

「え?どこ??」

ですよね?こちらです

インドから少し出っ張った場所がシッキム州です。シッキム州は、東シッキム、西シッキム、南シッキム、北シッキムと分かれ、シッキム州の州都が東シッキムに位置するガントクです。

シッキムは以前、インド領土ではなく1900年代までは1つの独立したシッキム王国でした。1975年に正式にインドになったそうです。つい最近ですよね。

使われている言語はネパール語。インドではそれぞれの場所により話す言葉が異なるため、基本インドの第一言語は英語です。

シッキムでも、

第一言語が英語

第二言語がネパール語

第三言語がヒンドゥー語

の方がほとんどですが、シッキムではネパール語を主流に生活されています。

普段の食事もインドカレーではなく、ネパール料理やシッキム料理。シッキムでは日本で人気のあの納豆も食べられています。

「え?日本??」

もはやインドではないですよね。(笑)親近感が沸いてきませんか??

そんなシッキムを訪れるには、日本からまずニューデリー空港やコルカタ空港を経由し、シッキムの最寄り空港であるバッグドグラ空港(インド西ベンガル州北部のシリグリ)へ。

バッグドグラ空港から車で約4時間、空港にはシッキム行きの車やバスが揃っています。

バス:350ルピー~

車(シェア):700ルピー~

チャーター車:3000ルピー~

バッグドグラ空港からヘリコプターも利用できシッキム州ガントクまでは約35分、料金は3500ルピー~です。手荷物が10Kgまでと少な目になっています。

1日2本の運行です。

バッグドグラ空港からガントク:14:30

ガントクからバッグドグラ空港:11:00

約35分で行けるので楽ですが、事前予約が必要で電話予約です。

電話:03592-203960

携帯:09475011220、09775901379、09775952722

シッキムを訪れるには、インドビザとは別に「入域許可証(INNER LINE PERMIT)」(無料)が必要です。

インド人以外の海外観光者は、この入域許可証がなければシッキムに入ることが出来ません。また、この入域許可証でシッキムに入り一度出てしまうとその日から90日間は再入域が出来ません。

【入域許可証に必要なもの】

  • パスポート
  • パスポートサイズの写真2枚
  • インドのビザのコピー

シッキムの入り口であるアーケードを通過して左に曲がった場所に申請する事務所「Foreigners Reporting Office」(2階)があります。

シッキムを出る時は受け取った入域許可証を事務所に返します。

▼階段を上って2階にある事務所。スタッフは皆さん気さくな方々ばかりです!

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シッキムの州都ガントク観光

シッキム州の州都であるガントクへは、入域許可証を申請した事務所から車で更に約1時間、山道を登っていきます。

ガントクは、標高約1650Mの高さの丘にある小さな町です。富士山の五合目くらいの高さです。もちろん電車は走っていないので移動はタクシーです。

タクシーは基本的に他の同乗者とシェア、行きたい場所までは一人10ルピー~の乗車です。

インドで有名、インド独立の父マハトマガンジー像が目印であるショッピング通り「Mahatma Gandhi Marg(MGマ―グ)」を中心にガントクが広がります。

Mahatma Gandhi Marg(MGマ―グ)

ガントクの中心部にある「Mahatma Gandhi Marg」は通称MGマ―グと呼ばれ、若者やショッピングを楽しむ人々、観光客で賑わっています。

ガントクで道に迷ったら「MGマートに行けば何とかなる!」と言われるくらい誰もが知る通りです。

MGマート入り口直ぐ左には、インフォメーションセンターがあります。

▼階段を下りて行くと激安マーケットが並んでいて、オーガニックマーケットへ繋がっています。

▼とりあえず何でも揃うと言われるお店には商品がギッシリ!スタッフに欲しい商品を伝えると山積み商品の中から持って来てくれます。インド流?!(笑)

▼MGマーグに来たら必ず食べておきたいソフトクリームは絶品です!!

▼昭和を感じさせる「映画館」インド映画は何と3時間以上!

▼映画館の横には農家から直送される新鮮な野菜が並ぶ「オーガニックマーケット」日本で人気の納豆も販売されているんです!

▼こちらがその納豆!葉っぱに包まれて販売されています。日本の納豆より匂いが優しいので納豆が苦手な方でも食べやすい!

▼チーズも何から何までオーガニック!!卵も生まれたてを販売されているので新鮮で味が違います!!

実はシッキムはオーガニック先進国!プラスティックバックは随分以前に禁止され、使用されているのは紙のバッグ。

オーガニックマーケットでは毎朝、無農薬野菜が農家から直接持ち込まれ販売されているので新鮮な野菜が並んでいます。

野菜だけでなく肉類もその場でカットされて販売されています。とにかくオーガニック!オーガニック!野菜の味が明らかに違います!!味音痴の私でも分かるくらいです!!

シッキム州ガントクのオーガニックマーケットを満喫!

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DIRECTORATE OF HANDCRAFTS & HANDLOOM

シッキム州が管理するシッキムの伝統的なハンドクラフトの学校です。学校に通えるのはシッキム出身者のみ。

クラスは、

ART

HANDLOOM

MULTICRAFTS

があり最終試験を通過後、就職や個人で独立されるそうです。クラスの他にも生徒の作品が販売、展示されています。

▼主にチベット仏教やヒンドゥー教の神々やモチーフなどの細かい繊細な絵を学ばれています。卒業後は企業やお寺に就職または、独立されるそうです。

▼全てハンドメイドです。

▼購入品♪お土産にもおすすめ!

お寺巡り

シッキムには至る所にお寺や修道院が。ヒンドゥー教、チベット仏教、イスラム教など。お寺への入館は土足厳禁!⇒インド旅行でお寺へ参拝する時のマナーとは?

▼ヒンドゥー教「Hanuman tok」

▼ヒンドゥー教ガネーシャ「Ganesh tok」

▼チベット仏教修道院「Enchey monastery」

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シッキムのグルメ

シッキムのグルメは、インド料理と言うよりはネパール料理に似ています。主食は基本的にごはん、メインに肉料理、魚料理、野菜料理、汁物にダル。日本料理の構成と似ていますよね。

シッキムの人々はバッファロー肉が大好物!牛肉より歯ごたえがありにおいがありますが、野菜やスパイスを使用されているので美味しいです。

▼川魚を揚げたもの。

そして、納豆!シッキムでは納豆を野菜やスパイスなどと一緒に炒めて食べるので、納豆特有のにおいがほとんどしません!納豆が苦手な方でも食べやすくとっても美味しいです!

シッキム料理で一番人気の「モモ」は、ネパール語で日本で言う「餃子」です。モモには、牛肉、豚肉、鶏肉、野菜など種類も豊富でシッキム旅行中は何処でも食べることが出来ます。

シッキムの人々は、モモにお手製チリソースを付けて食べます。激辛です!!

シッキムのデザートはインドデザートと同じです。全てのデザートが激甘!!甘い物が好きな方も驚く甘さです!!物によっては砂糖をそのまま食べているような感じです。(笑)

▼デザートの色も凄い!!ですが、実はこれ美味しいです。見た目はこんな感じですが思ったほど甘くなく美味しくてビックリ!!シロップを揚げたものらしいです。

▼ネパールのお酒「トゥンバ」は、発酵させたキビの実にお湯を注いで飲むお酒。味は韓国のお酒ソジゥを温めて飲んだ感じです。美味しいです!!お湯を注いでいつまでも飲めてしまうので注意が必要!!

まとめ

シッキムはもはやインドではありませんよね!シッキムはオーガニック、オーガニックの町。食べ物は美味しく、宗教に忠実な人々は異教徒同士でも対立することなくお互いを尊重している愛に溢れた人々です。こてこてインドが合わない方や「インド旅行はもういいかな…」と言う方はぜひ、シッキムを訪れてみてはいかがでしょうか!

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