海外旅行に行くには、ビザが必須の国があります。旅行の手配を自分でする場合は、このビザの申請が必要です。
ビザの申請。。。旅行手配で一番ややこしいので「分からない。。。」と頭を抱えてしまいますよね?
そんなややこしいビザの事についてまとめてみました。
目次
ビザとは?
「そもそもビザとは?」
日本のパスポートは、世界でも信用度が高いためか様々な国への入国に「ビザ」が免除されています。
だから、日本ではビザが必要な国に行ったことがないと、このビザについて知らない方も多いのではないでしょうか?
海外旅行で必要な「ビザ」は、日本以外の国への入国を認められる「入国許可証」です。
最近では、海外旅行者が急増している日本への外国人旅行者も、日本への入国にこのビザを取得して日本に旅行に来ています。
「では、なぜビザが必要なのでしょうか?」
どの国も、自国に犯罪者を入国させたくありません。そして、入国して仕事を見つけ出国せずに住み続ける「不法滞在」を防ぐためでもあります。
また、他の国から簡単に入国出来て仕事を取られてしまうと、自国の失業率にも影響が出てきます。
これらの事を防ぐためにも、「ビザ」はとても重要な物であることが分かります。
何年か前に、中国からの旅行者の規定条件を日本が緩和し、中国人観光客が以前に比べ急増しましたよね?このように、ビザの規定条件に関しては国によって異なります。
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海外旅行でビザが必須の国
日本のパスポートを持っていると、様々な国への渡航にビザが免除されます。ビザ免除での滞在期間は、国によっても様々です。
そして、ビザが必要な国への渡航は、旅行前に日本でビザの取得が必要です。
アジア
アフガニスタン | 30日~60日有効 |
インド |
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カンボジア | 30日間有効(1回のみ延長可) |
北朝鮮 | ビザ取得に約1ヶ月必要 |
スリランカ | 30日~180日間有効 |
ネパール | 15日/30日/60日/90日有効 |
パキスタン | 30日~90日内で30日以内の滞在が1回のみ可 |
バングラデシュ | 15日/30日/60日/90日有効 |
東ティモール | 30日有効(延長可) |
ブータン | 旅行会社を通しての旅行が必須 |
南米
ブラジル | eビザ:2年間有効で最大90日間の滞在が可 |
*追記 観光でのブラジル渡航はビザが免除され、最大180日(90日後に延長が認められれる)の滞在が可能になりました。
中東
イエメン | 30日間有効 |
イラク | シングルビザ:10日間 |
イラン | 30日間有効 |
オマーン | 10日/30日間有効 |
クウェート | 30日間有効 |
サウジアラビア | 3年有効で1回の滞在が最長30日間 |
シリア |
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バーレーン |
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ヨルダン | 30日間滞在可 |
レバノン | アライバルビザ:30日の滞在可で無料(90日まで延長可) |
オセアニア
ナウル共和国 | ナウル総領事館で取得 |
パプアニューギニア | 60日間(延長は滞在中に1回のみ30日間) |
ビザの申請方法いろいろ
ビザの申請方法は、様々です。
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旅行会社から申請
旅行会社で航空券を購入すると、必要であればビザの手配もしてもらえます。自分で申請する必要がないので、ビザ申請の心配がありません。
ビザ申請代行から申請
ビザ申請代行は、代わりにビザの申請をしてくれます。申請料金がかかってくるので、自分で申請した方が旅行予算を抑えることが出来ます。「ビザ申請が初めてで不安」という方は、お願いしましょう。
大使館で申請
自分でビザの申請をする場合は、日本に駐在の大使館に行き申請します。大使館によっては、郵送でも申請が出来ます。ビザの申請に予約が必要な大使館があり、国によっても様々です。
ブラジルのビザを申請した際に、友人のレターが必要でした。友人にお願いし、レターを郵送してもらいました。このように、個人でビザを申請する場合は、現地の友人や家族のレターの提出が必須の国もあります。
そして国によって違いますが、申請から約1週間~10日間でビザが出来上がります。
オンラインで申請
最近では、オンラインでビザを申請する「eビザ」が増えています。ネットで申請が出来るので、大使館に行かなくてもよく申請がしやすいです。
オンラインで個人情報や必要事項を入力しビザ料金を支払うと約1週間~10日間で Eメールで eビザが送信されます。
プリントアウトして現地で提示するか、スマートフォンでの提示でもどちらでも可能ですが送られたメールで確認しましょう。
アライバルビザ
アライバルビザは、海外旅行先に到着してから現地の空港でビザが申請できます。便利で手続きが簡単そうですが、大変混み合い時間がかかってしまう場合もあるので、事前に申請できるのであれば事前に日本でビザ取得がおすすめです。
電子渡航認証システム
ビザには例外があり、「アメリカ」「カナダ」「オーストラリア」の3か国は、ビザが免除されますが「電子渡航認証」が必要です。オンラインで申請をします。
アメリカ「ESTA」
ESTAは、出発の72時間前までに申請が必要です。2年間有効です。
STEP1 申請情報入力 オンラインの申請ページに必要事項を入力します。 STEP2 お支払い US$14を支払います。 STEP3 申請審査 登録したメールアドレスにESTA申請審査の結果が送られてきます。 STEP4 渡航申請完了 「渡航認証許可」の通知メールが届いたら手続き完了です。 |
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カナダ「eTA」
有効期限は5年、もしくはパスポートの有効期限までです。
STEP1 申請情報入力 オンラインの申請ページに必要事項を入力します。 STEP2 お支払い カナダ$7を支払います。 STEP3 渡航申請完了 登録したメールアドレスにeTA申請に関するメールが届きます。ほとんどの場合 は、数分で取得出来ます。ただし、関係書類を求められる場合があります。 |
追記(2022年2月):コロナ後のカナダへの入国は「eTA」とは別に【ArriveCan】の登録が必要です。
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オーストラリア「ETAS」
1年間有効ですが、1回の滞在期間は3か月以内です。
STEP1 申請情報入力 オンラインの申請ページに必要事項を入力します。 STEP2 お支払い オーストラリア$20を支払います。 STEP3 渡航申請完了 登録したメールアドレスに約12時間以内に結果の知らせが届きます。 |
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まとめ
海外旅行への個人手配で一番大変なビザの申請ですが、一度やってみると思っていたよりも意外に簡単だったと感じると思います。ビザ申請の参考になればと思います。ぜひ、ビザ申請にトライしてみて下さい!
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